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北条かや(@kaya8823)さんのスタバ離職率5%の話を見て、サラリーマンカーストの存在に気づいた件

グッグッモーニン!
編集集団Waww ! Publishing代表の乙丸です。
今日も張り切ってまいりましょ~♪


■北条かやさんがツイッターでスタバの3年の離職率が5%に驚かれていた

北条かやさんと言えば、 『キャバ嬢の社会学』(星海社新書) を出されたてホヤホヤの、京大の現役大学院生なのですが、ツイッターで次のような発言をされていました。(北条さんて本名ですか^^?)



■僕はちょうど、ディズニーランドやスタバのリーダー論の本を読んでいた

それでなぜ僕がこの発言に気づいたかといえば、LINE上席執行役員の田端さんが「知らなかった・・・」とFBで紹介されてたからなんですが、更に、なぜ僕がこの発言にすごく引っかかったかというと、

ちょうど・・・、

元スタバCEOの岩田松雄さんがお書きになった
 『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版) 

や、
  
元ディズニーランド(オリエンタルランド)の社員教育担当部署の福島文二郎さんがお書きになった
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』 (中経出版)
 
といった本を読んでいたからです。

ゆえあって、『「ついていきたい」と~』を読んだのですが、そこで抱いた「なんでスタバとか、ディズニーランドとか、リクルートとかって、社員さんが熱狂的に働いてるんだろう?」という疑問から、長年積ん読にしていた、『9割がバイトでも~』を、ちょうど読んだという流れでした。

ちなみに、スタバやディズニーランドの(派遣社員さんやバイトの方含めた)社員さんが熱狂的に働いているというのは伝聞ですが、僕は一時期リクルート・メディア・コミュニケーションズに勤めていただことがあるので、リクルートの(派遣社員さん含めた)社員さんが、いかに熱狂的に働いていたかは肌身で実感した人間です。

さらにちなみに、北条さんがおっしゃっているのはスタバの「正社員さん」の離職率であり、ディズニーランドはアルバイトの人の回転率むちゃくちゃ早いらしいですし、リクルートは社員さんは3年で辞めることを推奨されてますしと、今回のきの記事は「離職率」について話すものではありません。

じゃあ何について話すのよ? と言えば、それは「なぜそこで働く人たちが熱狂的に働いているのか?」ということです。


でもぶっちゃけ、この2冊の本を読んでも、なぜスタバとディズニーランドで働く人が、これほど熱狂的に働いているのか? は理解できませんでした。

「なんかブランド的なものも関係してるよな・・・」と思った程度でした。


■北条さんのツイートに返信している人のツイートが秀逸すぎた

それで、北条さんのツイートへのリプライを追っていると、次のような発言をしている人がいたんです。


たったのこの一言で、僕はストンとすべてが腑に落ちました。

「そうだ、スタバとかディズニーランドとかリクルートで働いている人って、まずもってそこで働いている自分が誇らしんだ!」と思いました。

わかりやすく言えば、「俺○○で働いてるんだ」と言えば、「えっ、すごーい」という反応が返ってくるような会社ですね。

そういう意味で、かっちょよかったり、おしゃれなブランドイメージがついていたり、「できる人が働いている」とか、「入るのがすげー難しいらしい」とか、そんなイメージのある会社です。

先天的に、その会社に入った人は、すでにそこに入れた時点で喜びを感じることのできる企業とも言いますでしょうか。

だから、そんな喜びの中、働き出すから、まずもって先天的に熱狂的に働く素地がある。

そして、「離職率の低さ」に関しては、各企業のそこからの、それ以上の努力がある(スタバがどうしているかは、 『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版) )にちゃんと書いてありました。


■で、あっ、世の中には、スクールカーストならぬサラリーマンカーストっていうものがあるんだと気づいた

そんな(結構当たり前のこと?)に気づかせていただき、嬉しくなっていたのですが・・・、そこから更に、副次的にですが、世の中に存在するあるものの存在に気づいたのです。

それは、スクールカーストじゃなくって、社会人の中にも、サラリーマンカーストっていうのが存在してるんだって。

まあ、これって、自尊心を保つ以外の場面で最も効いてくるのは、合コンでの場でしょうけどw

結構当事者の男子からすると死活問題ですw

いずれにしても、いまちょうど「ある地方で、サラリーマンカースト超低い会社のはずなのに、むちゃくちゃ社員さんが熱狂的に働いていて、しかも離職率ほぼ0%の会社」の本の編集を進めていて、かつ、これから自社のサラリーマンカーストを上げていきたい弊社としては、あまりに大きな気づきでした。

最近、ネット上の(市井の)色々な人の意見を見るっていうのにはまってます。

市井の名もない人の意見がネットによって可視化される時代。

編集者にとって、すばらしく勉強ができる時代です☆


p.s.

今日の参考文献はこちら!

_AA300_

   『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)


_AA300_

『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(書籍版) (kindle版)

oshiekata9784806138891B

『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』(中経出版)

現場からは以上です!!!