おもしろいインターネット(旧:池袋で働く編集長のブログ)

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出版社じゃない人が、他人の本の部数を調べるたった1つの方法の話をしよう(第二弾)

グッグッモーニン!
編集集団WawW ! Publishing代表の乙丸です。

過去の仕事は→ http://thnktnk.jp/achievements/
仕事のご用命は masuno.otoma■gmail.com(■を@にかえて下さい) へ。



■昨日の続きです

昨日・・・、

 出版社外部から、どうやって本の部数を調べるのか? 」



という記事を書いて、「何万部も売れてる本の部数を調べる方法」について書きましたが、

今日は、「まだ発売間もなくだったり、さすがに何万部も売れてない本の部数を調べる方法」について書きたいと思います。

■やっぱgoogle先生に聞いてみよう!
結論から言いましょう。

「●●●●(←本のタイトル) 刷」で検索するだけ!

とまれ、検索に「重版情報」がひっかからない時もあるでしょう。

そういう場合は、あきらめて、大きな本屋さんに行きましょう。

奥付に、刷り部数が書いてありますw


この方法で、「この本は、●刷まで刷られてるんだな」ってことがわかります。

で、それで部数が分かるのか?

って話ですが、

まずもって

「出版社に、その本のジャンルの市場に可能性がある」と思っていただけるには、大体、3刷以上出てる本を3冊ぐらい提示できれば十分です。
(ただし、2~3年以内に出た本じゃないと、“今”その市場の可能性があるとは言えないので注意が必要です)


■何刷りいってるかしか分からなくても、大体概算の部数はわかる

で、「いやいやそういうことじゃなくて、大体何部いってるのか知りたいんだ」という方もいらっしゃるでしょうから、

概算の話をしますと・・・、

(弊社だったら、各出版社さんが、重版の場合、最低ロットで何部ぐらい刷られてるのか経験的にわかるので、その基準を適用するのですが)

完全に業界外の方だとそんな概算も立てられないと思うので、1つの目安の話をしますと・・・、

1回の重版で、少なくとも2000部は刷られている

と思っていただいて構わないと思います。

なので、まあ、初刷の平均を7000部と見立てて、3刷りいってれば、1万1000部ぐらいは刷られてる、と見ていいでしょうか?


■調べた部数を何に使うのか?
・・・調べた部数を何に使うのか?

は、前回の記事

 出版社外部から、どうやって本の部数を調べるのか? 」


に書きましたので、こちらをドーゾ☆

そもそも、出版社に企画を通す方法がわからん!

という人は、こちらの本がとっても参考になると思います。

職業ブックライター_帯あり

『職業、ブックライター。』(kindle版)  (単行本)

(直接その方法が書かれてるわけじゃないですが、この本の方法を著者として応用すれば、出版社に企画を通す方法を生み出せると思います)

なんかお決まりの惹句になってきましたが・・・、

あっ、うちに企画持ち込んでもらってもいいんですよ。
うちにももちろん審査ありますが、弊社は、毎時、持ち込み大歓迎な編プロです☆ ( masuno.otoma■gmail.com (■を@にかえて)までどぞー!)



現場からは以上です!!


(この記事は35分で書きました)