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ドッラッカー『経営者の条件』から学んだ、組織運営に関するたった1つの重要なこと

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グッグモーニン!

先日、とある尊敬する偉大な経営者の方より「本を読め」「古典を読め」と言われたので、最近、色々昔から読まなきゃいけないと思っていた本を読み直しています。

一冊目は、ドラッカー 『経営者の条件』(書籍版) (kindle版) です。

その中から学んだ、「組織運営」に関するたった1つの重要なことについて、今日はお話しします。

ドラッカー曰く・・・、

 “からっきし苦手なものには自分は手を出すべきではない。人に任せるべきである。”

 ”自分がしなくとも済むことは人に任せる。自分が行うべきことに集中するために、他のことを人に任せるのは必要なこと。”

 ”成果を上げるためには、あらゆる強み――自分、同僚、部下すべての強み――を動員しなければならない。それしか道はない。弱みは克服できないと考えよ。”

 “強みに関する最大のことは人事。成果を上げるにはできることを中心に据えて異動を行い、昇進させなかればならない。強みを最大限に発揮させることだ。”

 “人に成果を上げさせるためには?
 
 1.自分とうまくいっているか?を考えてはならない。
 2.いかなる貢献ができるか?を問わなくてはならない。
 3.何が出来ないか?を考えてはいけない。何が非常によくできるか?を考えなくてはならない。人事では、1つの分野での卓越性を求めなければならない。強みを持つ分野を探し、仕事に適用させなかればならない。”

 “真に厳しい上司とは? すなわち、一流の上司とは?
 部下がよくできるはずのことは何か?から考えて、次に部下がそのことを本当に行うことを要求する人”

 “上司の仕事とは?
 人を変えることではない。人の持つあらゆる強みを動員することによって、全体の能力を増加させること”


・・・と、ドラッカーは色々言っていますが、まとめると、重要なことはたった1つです。


部下と自分の長所を見極めよ!

自分も部下も、最も得意なことばかりできる環境を作れ!

自分はちゃんとやれ。部下には、得意なことをちゃんとやるよう指導し続けよ!

弱みは鼻っから克服できない。とっとと強みに集中しろ!

↑ いっぱい書きましたが、僕には同じ「1つのこと」だと思っています。

・・・目からうろこでした。さすがドラッカー。「全員が得意なことばかりできる組織にしろ!」の言葉に従い、うちでは早速、各スタッフの業務の振替を行いました。

「長所を持ち寄るんだ!」と説明したら、スタッフも主旨をよく理解してくれ、気持よく突然に業務の振替作業に従ってくれました^^

で・・・、得意なことってどうやって見つければいいんだ?と思った人もいると思いますが、それもちゃーんとドラッカーは書いてくれていました。

しかも、たった一言で^^

その方法は明日書きたいと思います☆


ドラッカー名著集の1冊目に位置づけられる

『経営者の条件』(書籍版) (kindle版)

さすがの一冊。(ドラッカーの本、僕ははじめての一冊になりました^^)

ビジネスパーソンにとっては、やっぱり、読んでおかなきゃモグリと言える一冊でしょう^^